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このたびの「東北地方太平洋沖地震」によって、甚大な被害を受けられたすべての方々、そしてその御家族、関係者の方々に衷心よりお見舞い申し上げます。
また、被災各地において懸命な救助、復興に携わっている国内外の方々に対して、心からお礼を申し上げるとともに、ご自身の身の安全を十分に図って頂ければと願っております。

被災していない地域は、一致団結し我々が日本を盛り立てるんだという気持ちで経済活動を活発にし、被災地に元気を回せるようにしていこうと思います。本気でそう思っています。

「ローテク」(ローテクノロジー)

ローテクとはハイテク(ハイテクノロジー)の対義語です。
基礎的な技術という意味で、技術が無いという意味ではありません。
私の工場にはローテクなものばかりです。
以前ご紹介したパソコン[PC-9800]はもうローテクに入れてもいいんじゃないでしょうか(^^ゞ
ちなみにハイテクはローテクを集めてできているらしいです。

そんな工場が、さっそく役に立ってることがあります。
東日本で作られていた鋳物が震災で作れなくなったので、西日本で作ることになったそうなのですが、そのための板を早急に作ってほしいとの依頼があったのです。

あ、申し遅れましたが、私の会社は「鋳物用木型」を作る会社なんです。自動車のエンジンやギアの部品の型を主に扱っています。木材の精密加工を得意としているんですね。

で、通常は鉄板に型を乗せるのですが、鉄板の板を作るのは時間がかかるので、すぐにできる木で板を作るべくうちに依頼があったようです。
板と言っても10センチくらいの厚みがいるので、必要なサイズに切ったベニヤ板を何枚も重ねて貼り合わせます。それらを何枚か重ねてのりがしっかりつくように、万力の親分みたいなので押さえます。
これです。

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う~ん、ローテクですね。複雑な仕掛けなど全くありません。
でもよく見てください。シンプルですが、ある工夫がされているんです。
それは、木の角材をうまく並べて、板に均等な圧力がかかるようにしているんです。

なんだ、そんなことかと思われるかもしれません。
均等に圧力をかけることができる機械もあるはずです。
でも人の力でできるからそんなのいらないんです。

もっと言うと、そんな機械は電気がないと何の役にも立ちません。
私の工場の機械も電気で動くものがほとんどですが、昔の人はノコやカンナやノミで全部やっていたのです。
そんな失われかけている技術をこんな時だからこそ見つめなおす時ではないかと、万力親分を見て強く思ったのでした。


復興というにはまだほど遠い現状だと思いますが、間接的であれ、役に立てることができればと思います。

次回に続く。
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by matsuba_factory | 2011-03-20 12:57 | 番外編
ごめんなさい!またもや本題から脱線です!

番外編が新しく始まりました!

今回はいまなにかと話題の「facebook」についてです!

ずばり、「木製iPHONEケース」のfacebookページを立ち上げました!
始めたばかりですので試験運用中のページがあったりとまだまだ中身は充実していませんが、購入された方が自分のケースを写真に撮って載せるとかアンケートや人気投票など、これから面白いものにしていければと思っています!

もしfacebookをされてて、見てもいいと思われましたらこちらからご覧ください。

木製iPHONEケース(松葉製作所)

http://www.facebook.com/#!/pages/%E6%9C%A8%E8%A3%BDiPHONE%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%9D%BE%E8%91%89%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E6%89%80/143859245678740

なんだか意味不明の文字列が並んでいますが、ファンが25人になるまでは専用のアドレスがもらえないので、こんな長いアドレスになるようです。
ですので、ページを見られてこれから面白くなるかもと思われましたら、「いいね」ボタンを押してファンになってみてください!
25人を超えたらアドレスがもらえるので、もっとわかりやすいものに変えようと思います。
その時はまたブログでお知らせさせてもらいます!

ではでは、次回に続く。
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by matsuba_factory | 2011-03-11 13:54 | 番外編
このブログを楽しみにしていただいていると各方面からお聞きしています!(大袈裟かな?)
ありがとうございます!

少し間が空きましたが、「木製iPHONEケース作ります!<第4回>」です!

前回までで、荒削りした板をまっすぐにしたんでしたね。
さあ、いよいよケースの形に削っていきますよ~!



… と思っていろいろやってみたのですが、これがなかなか難しい。
内側から削るか、外側から削るか、どうやって押さえるかとか本当に色んなパターンを試してみました。
かなり薄く削るので、下手をすると削ってる最中に板が割れるんです。
これが結構怖い。(/_;) バキッってすごい音がするんですよ!

で、最終的に外側から削ることに落ち着きました。
NCという機械で削るのですが、うちの機械は古いし多機能ではないので、削る材料を棒で上から押さえて固定する必要があるのです。
ところが、上から押さえてしまうと棒が邪魔になって外周をぐるっと一周まわるように削れないんですね。
う~ん、どうしよう。
高機能なタイプのNCは裏から吸引(バキューム)で材料を引っ付けて固定するので、上から押さえなくてもいいんですが…。
あ、空気で吸えないなら下からネジで留めてしまおう!
ということで、一つ一つネジで留めることにしました。

ところが、いきなり材料をネジで留めるとこういうことになるんですね。

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あちゃ~。見事に割れちゃってますね~!
堅い木材を使っているので、いきなりネジを締めると割れちゃいます。
こういう時は、下穴をあらかじめあけておくんですね!

どの材料も同じ位置に穴があけられるように治具(それ専用の道具のこと)を作ります。
で、ボール盤と呼ばれる穴をあける機械で下穴をあけていきます。

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そして、加工する作業板にネジでしっかり固定します。
ここで、強く締めすぎても割れちゃいます(^_^;)

こんな感じです。

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伝わってます?
今回、少し不安です。(^^ゞ

これで、機械加工する準備が出来ました!

次回は、今度こそ機械でケースの形に削っていきますので、懲りずに見てください!

ではでは、次回に続く。
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by matsuba_factory | 2011-03-07 14:45 | 製作過程
木製iPHONEケース作ります! ~機械編~ <第1回>

ということで、タイトルがだんだん長くなってきました!
製作過程とごっちゃになるとややこしいかと思ったので新たに「~機械編~」の登場です!
なんか「火の鳥~鳳凰編~」みたいで結構気に入ってます!(笑)

今回は、前回告知したとおり、「ルータ」についてご紹介します!

「ルータ」とは[木材・樹脂・軽金属]などに[切抜き・座グリ・内外周辺面取り・彫刻]といった加工ができる機械です。

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前回この機械についてびっくりすることがあると書きましたが、
先ず一つ目。

なんとこの機械、私と同い年なんです!
本体の下のほうにプレートがありました。

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製造番号が「50108」とあります。
もしやと思いメーカーに問い合わせたところ
やはり昭和50年10月8日製造という意味らしいのです!
同級生!おっと、歳がばれますね(^^ゞ

静岡県浜松市の庄田鉄工株式会社さんで作られているようです。


そして、びっくり二つ目。

なんとこの機械、今でも同じ形で販売されているのです!
メーカーの方から送っていただいた写真と同じ方向から撮ってみました!

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どうです?一緒でしょ!

いったい何十年間この形で作り続けられているのでしょうか!?
凄すぎます!
「ものづくりはやっぱりこうでなっくちゃ!」と思わせるのに十分な衝撃でした!
いつまでもベストであり続けるものを自分もいつか作りたいと思ったのでした。

機械名  ルータマシン
型 式   RO-116
製造年  昭和50年10月8日
メーカー  庄田鉄工所 ←クリックすると製品HPへ飛びます

庄田鉄工さんご協力感謝いたします。


ではでは、次回に続く。
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by matsuba_factory | 2011-03-03 13:33 | 機械編